スネーブール社には100年以上の長い歴史と伝統があり、現在はスネーブール・ヤープ社長とその兄弟によって経営されています。


1911年（明治44年）にヤープ氏の祖父 アリー氏は、オランダ王国首都のアムステルダムから フリースランド州のGrootebroekという ガーデニング関連者が多く集まる村に移り住みました。


第一次世界大戦後、ガーデンツールを加工する特殊な技術を開発し、1913年（大正2年）にスネーブールの会社を設立しました。


その後、1938年（昭和13年）には ヤープ氏の父と叔父たちが会社に入社し、1947年（昭和22年）に故郷に会社の拠点を移します。
この頃、新たな素材としてステンレス鋼が開発されましたが、スネーブール社は その新しい素材の加工技術を考案して製造を続けました。

1960年（昭和35年）頃には 機械化と祖父の死去の影響も重なり、スネーブール社は非常に不景気な期間に入りました。


スネーブール社の製品は 厳選された原材料を用い、熟練の職人による手作りですので とても高級です。1980年代に入ると 経済状況の変化や激しい競争などに対応出来ず スネーブール社は衰退してしまいます。


そのような時期・状況のなかでヤープ氏は会社に入社し、1986年（昭和61年）に ヤープ氏と妻のウィルマ氏がスネーブール社を引き継ぎました。


その後 数年にわたって品揃えを増やし、また ガーデンフェアへの参加やウェブサイトのオープンなどを通じて スネーブール社の製品に対する興味が高まりました。現在、顧客はオランダ国内だけにとどまらず、広く世界に輸出されています。